ヒラタクワガタは国内亜種だけでコレクションができる
日本に生息しているヒラタクワガタの仲間は、対馬のチョウセンヒラタクワガタ(Dorcus consentaneus)と、スジブトヒラタクワガタ(D.metacostatus)を除くと、全部同じチタヌス種に分類されている。
東インドから東南アジア一帯、東アジアにかけて非常に広く分布するパラワンヒラタや、セレベスヒラタなどと同じチタヌス種の一員なのである。
しかし、同一種と言っても、国内だけで十数亜種に分類されるほど適応が進んでいて、南西諸島に分布する個体は島しょ群ごとに亜種がいるといっても過言ではないほどだ。