オオクワガタ

ヒラタクワガタ

小型ドルクス

ノコギリクワガタ

ミヤマクワガタ

マルバネクワガタ

オウゴンオニクワガタ

シカクワガタ

ネブトクワガタ

パプアキンイロクワガタ

ツヤクワガタ

ホソアカクワガタ

フタマタクワガタ

その他のクワガタ

オオクワガタ

~Dorucus curvidens binodulus~

野生のオオクワガタ

野生では、台場クヌギと呼ばれる太いクヌギを好み、オスには強い縄張り意識があって樹液の出る木をテリトリーとし、その樹洞の中に潜んでいてほかのオスや他種のクワガタ等、メス以外の邪魔者がやってくると激しく追い払う。
交尾を済ませたメスは、比較的乾燥した枯れ枝や立ち枯れてカワラタケなどの発生している木に卵を産み付ける。
夏から秋に産卵された卵は、その年のうちに孵化し、幼虫で越冬して、新成虫で二度目の越冬をし、産卵から2年目の春に木から出てくる、というライフサイクルを送るのが一般的。
しかし、メスは幼虫で2年かかるものもいる。木から出た成虫は、成虫のまま越冬し翌年も活動するが、中には5年も生きるものがいる。この長寿なところも人気の秘密である。

自然のオオクワガタ

人工飼育

菌糸ビンで飼育した場合は、幼虫の成長は早まり、夏の産卵から翌年の晩春から夏に羽化する場合が多いが、幼虫期が長いほど大型化する傾向があって、餌の種類や管理のしかたでは、3年目まで幼虫で過ごすこともある。
産卵木としては、クヌギのほか、サクラ、エノキ、ブナ、ナラ類等が知られ、とくにクヌギの少ない寒冷地では、ブナが主要な産卵木となっている。
現在のクワガタ飼育技術・用品は、国産のオオクワガタを対象に発達してきたと言っても過言ではなく、生態も研究され尽くされているので飼育はいたって簡単。
専門ショップで信頼できるペアを入手し、適切な用品、管理方法で飼育すれば、70ミリオーバーが簡単にブリードできるはずだ。

三重県産オオクワガタ

オオクワガタのメス

国産の他種との見分け方は、その大きさ、太さ、そして、上翅の刻印のように見える縦の条線。
同様の大きさのヒラタクワガタともこれで区別することができる。
ワイルド個体を入手する場合は、すでに野生下で交尾が済んでいることが多いため、オスの大きさよりも、メスの大きさを見たほうがブリードするときには確かだと言われている。
アゴが小さいからといって、メスは付属品のように考えるべからず。

オオクワガタメス
原産地北海道、本州、四国、九州、対馬、朝鮮半島、中国吉林省周辺
サイズ25~80mm出会える時期6~8月
適した温度約28℃幼虫の期間8ヶ月~20ヶ月
適した湿度低め成虫の期間24ヶ月~
標高100~1,500m飼育タイプオオクワガタの飼育法
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